久々にたまらないゲームが出ていたので紹介です。
怪異の話とか都市伝説などが好きな人にはぶっ刺さります。内容はホラーに近いけど脅かし要素などはほとんど無いので耐性が低い人でも大丈夫です、クリアするまでは時間を忘れてプレイしてしまいます。
概要
奇天烈相談ダイヤルはいわゆる言葉の間違い探しをするゲームです。
プレイヤーは怪異専門の相談窓口係となり、かかってくる電話に対応します。質問をすることで相談者は知っていること、知らないことを話し、得た情報からその怪異がなんという名称の怪異なのか、また、相談者の話している怪異が本物であるかどうかを判断します。
窓口対応中はリアルタイムで時間が進んでいき、シフト中にノルマとなる人数の対応をこなすことでゲームが進行します。時間の経過速度などは設定で変更でき、難易度の低い状態ならかなり余裕を持って対応できるため、ある程度自分のペースでプレイは可能です。
怪異の数はかなり多く100例ほど用意されていて、有名なものから初めて聞くような名前のものまでさまざまです。中には似たような特徴の怪異も複数あり、どこが他と比べて違うのかを探りつつそこから本当かウソかを判断していく流れです。
無関係な質問をしたり回答を間違えたりするとライフが減っていき、ゼロになるとゲームオーバーになります。これもライフの初期数は設定で変更できるため、慣れたら難しいモードに挑戦といったこともできます。
その他スコアの要素もあり、より多くの相談をこなしたり余計な質問がない状態で回答できれば高いスコアを得ることができます。また、テレビ電話での窓口相談という設定のため、相手の名前を聞き忘れたり、資料とばかりにらめっこして相談者をないがしろにするとスコアが下がるなどの要素もあります。
全体的に作りが丁寧で、気がつけば何度もプレイしてしまうゲームです。無料でプレイできます。
奇天烈相談ダイヤルのページ(外部リンク)
ゲームの流れ
概要の部分でさらっと説明しましたが、ゲームの流れをもう少し詳しく紹介していきます。
プレイヤーは窓口相談員であるため、基本的には相談者とテレビ電話で顔を合わせながら会話を進めていきます。ゲーム内では1994年なんですけどすでに高性能のテレビ電話があるようです。実際あったのかは知りません。
相談者の名前と性別年齢を聞いたら怪異についての質問を開始します。質問の種類もかなり多く用意されていて、怪異と関係ない物を選んでしまうと注意されてライフが減ってしまうため、手当たり次第にするという事ができなくなっています。
相談の中身は主に怪異の名前がわかっている場合とわかっていない場合の2パターンに分けられていて、当然ですが名前がわかっていないほうが少し難しくなります。
名前がわかっている場合は検索することでその怪異についての情報を確認できます。後は情報に書かれている内容について質問を行っていき、聞いた内容に対する返答が全て合っていれば怪異、一つでもあっていなければ怪異ではないということになります。
一つでも違えばというのがなかなか厄介で、聞いた質問の答えは全部合っているのに、たまたま聞かなかった部分で合致しなかったので実は怪異じゃなかったから失敗、みたいなことがよく起こります。後は流し見してたら気づかないくらいのほんの些細な文章の違いなどもあり、長文になっている内容の並びや数字が違うとかかなり細かい間違いをしていることもあり、なあなあでやっていると失敗は増えます、まさに言葉の間違い探しといった内容です。
そして怪異の名前がわからないパターンは更に厄介で、本物偽物の判断の前にまず怪異の名前から探っていく必要があります。これも質問の回答を頼りに資料を見ながら当たりをつけていくんですが、怪異じゃなかった場合に、先に間違った質問の答えを得てしまうと沼ります。
実は女性の怪異なのに、最初に質問したのが性別でしかも男性と答えが帰ってきたので男性の怪異を調べてたけどいつまでも該当するのが見つからないといったことが割と頻繁にあります、逆にそれが決め手でサクッと終わることもありますが。
最後に怪異かどうか、名前がわかっていない時は先に名前を提示してから怪異かどうかを判断して伝えて終了、正解だったらライフが回復します。一日あたり最低3人、最大で5人まで対応可能です、間違えてもライフさえ残っていれば業務の終了は可能です。
慣れれば傾向が見えてくるので全員正解もできるようになってきます。一応他にもパターンがあるんですけどそれはぜひ実際にプレイしてみてください、というか自分も未だに対応がよくわかっていません。
まとめ
簡単にまとめると以下のとおりです。
- 怪異の相談という形で行う言葉の間違い探しフリーゲーム
- 出現する怪異は100種類くらいいる
- 怖さはほとんどない
正直めっちゃ面白いです。ルールを把握するまでは戸惑うけど分かってしまえばいくらでもプレイできます、相談を受けた怪異のコレクション要素も合ってというかコンプリートしないとEDに到達できないっぽいのと、出てない怪異が優先的に出るとかも無さそうなので何周もプレイすることが前提なゲームと言った印象です。
それに内容に反して怖くない、というか怪異じゃなかった場合に相談者が勘違いで済ます流れはむしろギャグの領域です。明らかな超常存在に襲われたのに持ち物が違うだけで人間だったと判断するとか、儀式の内容がちょっとでも違ったら試しても大丈夫ですねって言ったりするのガバガバで面白いです。
そもそも自分が都市伝説とか好きなので、知っている怪異が出ればニヤリとしますし、知らない怪異が出れば知識欲が満たされるしで遊びながら学べるとかもはや知育ゲームなのでは?
是非興味のある方は気軽にプレイしてみてほしいです。