【遊戯王MD】対人戦怖いやつがいよいよ挑戦した話

あらゆるコンテンツで対人戦を避けてきた孤高(笑)のゲームプレイヤーがついにオンライン対人戦に挑んでみた話です。

内容的には無様な返り討ちを披露していくだけのものになっています。新年度も始まって少し意識を変えてみようかなと思ったのと、自分以外にもきっと勝ち負けとかそういうこと以前に、そもそも知らない人とのオンラインプレイに苦手意識を持っている人がいるだろうと思い書いていくことにしました。

こんなやつでもやれるんだぞという点や、苦手だからこそ気になる部分なども書いてますので、同じ考えの人がちょっと試しにやってみようかくらいの気持ちを持ってもらえたらなと思います。あ、ゲームに役立つ知識とかは全く無いです。

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基本情報

ゲーム情報

まずはプレイしているゲームやプレイヤーの情報などを軽く説明。

プレイしたのは遊戯王マスターデュエル(以下MD)です。今更説明するようなこともないほどに有名なデュエルモンスターズというカードゲームのデジタルカード版で、様々なプラットフォームでプレイできる上に基本無料とかなり嬉しい作品です。

世界中の人とオンラインで対戦できるモードの他にもルームを作成して特定の人たちと遊んだりフレンド対戦も可能、ソロモードも用意されているため一人で好きなデッキを作って遊ぶことこもできます。

カードは流石に無料とはいかないため、パック開封やストラクチャーデッキなどをゲーム内通貨で購入していくのが基本です。カードを解体することで手に入るアイテムを消費して任意のカードを作成することもできますが、解体と作成のレートは基本3:1なのでやっぱりパックを開ける必要があります。

無課金でプレイする場合ソロモードだと手に入るゲーム内通貨の数は限りがあるため、パックをいっぱい開けたい欲に駆られたのも今回オンラインに挑んだ理由の一つではあります。

プレイヤー情報

プレイヤーはもちろんかみのもりブログ管理人のかみのもり。プレイヤー名は違いますよ。

デュエルモンスターズについては古くは初代GB版からGBA、PS、PS2、PSPなど何だかんだゲームで遊んではいました。その頃から対人戦は興味がなくCPU戦のみ、あまりカードの効果を覚えたりコンボを考えたりはしないお手本のようなライトユーザーです。

MDについてもいわゆる環境デッキは使いこなせる気がしないので、好きなテーマのE・HEROを使っていましたが、ブルーアイズジェットドラゴンを見てブルーアイズデッキに切り替えました。それも難しいデッキは組めないから「持ってるカードでとにかくブルーアイズを出して殴る」事を考えた単純デッキです。

デッキ晒すの恥ずかしっ

プレイ時間はオンライン挑戦時点で約50時間、ずっとソロモードのみでデュエルしていたものの流石に限界を感じてランク戦をやることにしました。

デュエルが始まらない

画面の前で30分を一週間

いざデッキを形にしてソロモードでデッキの動きを練習して、後はデュエル開始するだけのところまでは来ました。だけどここからが非常に長い、デュエル開始のボタンをいつまでもクリックできません。

始まってもいないのに緊張感で鼓動が早くなり、手汗が止まらず、そのまま画面の前でリアルに30分くらい硬直からの「やっぱり今日はやめとこう」を一週間繰り返しました。そしてその間色々なことを考えるんです。ここからは個人差のある部分とは思いますが、自分はこんなことを考えていました。

①勝ち負けは正直どうでもいい

②時間制限付きのデュエルができるか心配

③自分のプレイングで相手に迷惑をかけないか心配

④わかってないプレイングを相手に馬鹿にされないか心配

ずっと頭の中で同じ内容がループしていました、始めるにあたって心配だったのは②と③でしたが、一番気にしていたのは実際④です。プライドだけは無駄に持っているとこうなります。

いくら何でもこのままではいかんとなって7日目に覚悟を決めました。人によっては悩む意味すら分からないかもしれませんが、世の中にはそれくらいの感情で対人戦に挑むやつがいるということをわかってもらえたら嬉しいです。

実際どうだったか

いざやってみたらどうだったかというのを書いていきます。

①勝ち負けは正直どうでもいい

これについては本当に気にしていません。環境デッキで戦うわけでもないですし、経験ゼロのやつが勝てるわけもないと思っていたからむしろ一回勝てるまでに何回負けるかなくらいの気持ちです。後から触れます。

②時間制限付きのデュエルができるか心配
③自分のプレイングで相手に迷惑をかけないか心配

ソロモードだと時間制限ないからいいけど対人戦は時間制限があるから焦りますし、それでもたついた結果相手に嫌な思いをさせてしまうのがかなり気になっていました。

やってみての感想ですが、これについては完全に杞憂であることがわかりました。デッキの内容にもよるけど自分のデッキってやることが単純だから300秒の持ち時間のうち30秒も使わないことがザラなんですよね。一応サレンダーしないようにしてるので何もできない時もあるけど、その際は即ターン渡してるから時間もかけないし、カードの効果による妨害は迷惑も何もないですからね。

むしろ現代の遊戯王的に相手のターンのほうが圧倒的に長いからこっちが迷惑かけてることはないなと安心しました。今後やることが多いデッキを使う日が来たときはスムーズに回せるよう練習したほうがいいかなと思うくらい。知らないカードがどんどん展開していくのを見るのも楽しいです。

チーム戦など他の人に影響する要素がないというだけでもかなり気持ちが違います。

④わかってないプレイングを相手に馬鹿にされないか心配

人の目が気になるんですよ、おかしな事をした時に相手に「何やってるんだこいつ」と思われてしまうのがとても気になるんです。最悪面白おかしく晒されてしまうんじゃないかと心配で心配でならないわけです。

失敗が怖いと言うより失敗したことが他人に伝わってしまうというのが怖い、きっとそんなことはないはずだと思いながらも過剰に気にしてしまうから踏み出せない。顔が見えない相手だし、お前に興味がある奴なんかいないとかそういうのも関係ないんです。とにかく相手に見せてしまうのが嫌というタイプです。同じ理由でオンラインゲームに手を出せない人はきっといるんじゃないかなと。

それで、実際やってみたらどうだったかという話ですが、少ない対戦回数で多くのプレイングミス、プレミってやつをかましてやりましたよ。破壊耐性持ちのやつにサンダーボルト打ったり効果使い忘れてみたり見当違いの墓穴とか自覚してるだけでも相当数あり、下手したら1デュエルにつき3ミス以上はしてるんじゃないかなってレベル。

その度に体中から嫌な汗がじっとり出てくるんですけど、これについても正直少しずつ慣れてきました。まず、こっちのプレミで相手に迷惑がかかることはないこと、向こうからしたらこっちのミスなんだから有利になりますよね。それに、じっくり見ればミスだってわかるだろうけど、よほどでない限りその場ではわからないんじゃないかと、実際自分は相手がミスをしててもほとんど気づいてないですし。

後はそこまでプレミに過剰反応する人もいないんじゃないかなと思いました。破壊耐性持ちにサンダーボルト効かなくても「効かないんだよねー」で終わる気がします。みんな何戦も繰り返していくだろうから、下位ランクでの一戦なんてすぐ忘れますよたぶん。

がっつりランク戦に挑戦していくならカードの効果からできることできないことを覚えていく必要がありますが、ちょっと報酬が欲しいだけのカジュアルプレイならミスもありまくりでしょうがないと思うようにしました。そのうち体が覚えますよきっと、手汗は止まりませんけど。

デュエルが始まった

ビギナー

ビギナー戦は勝っても負けてもランクが上がるということを知りました。記念すべき初戦は勝利を収めることができたけど、それ以上に対人戦を終わりまでプレイできたことの安心感が強かったです。

その次も勝利し、ビギナーは2戦で昇格となりました。勝っても負けても上がるんだから当然ですね。

一応対戦相手のデッキを確認したら、1戦目はストラクチャーデッキそのまま、2戦目は持ってるカードをとりあえず詰め込んだ感じの闇鍋デッキでした。きっととりあえずやってみるという人が多いのではないかなと思います。ちゃんとやる人はすでに昇格してるだろうし。

ビギナー戦はそんな感じでしたし、始めてやるなら生涯ミッションなどでかなりまとまったジェムが手に入ります。いきなりしっかり組まれたデッキとの対戦は発生しづらいから1~2回だけでも挑戦してみるのはありです。

ブロンズ

ブロンズ戦になると流石にしっかり組まれたデッキとの対戦が出てきました。それでも何回かはストラクチャーデッキそのままだったので、ブロンズまでは初心者でもなんとかなりました。

全勝で昇格なんてうまい話はもちろんないけど、それでも負けは2回で勝ち上がることができました。実力が拮抗した試合が何戦もあり、相手の展開を潜り抜けて勝利できた時は嬉しいのもそうだけど疲労感がすごい、でもこれはソロモードじゃあ味わえないよなあとしみじみ思いました。

ここで負けた相手がブルーアイズの儀式デッキだったので、かっこいいと思って参考にすることに。当面の目標が「ブルーアイズ・カオス・MAXマックス・ドラゴン」を3枚集めることになりました。

方向転換

シルバー

シルバーⅤ 7戦2勝5敗

シルバーⅣ 10戦1勝9敗

まあこんなものですよ。

シルバーになるともうしっかり組まれたデッキがほとんどですね、エクソシスター・相剣・ブラックマジシャンが比較的多めな印象です。記憶に強く残ったのはペンギンデッキでした。

ここまでくると戦うとかそういう以前に何もできないまま終わることが多いですね、こっちはモンスター出して殴るだけのデッキなので簡単に止められてしまいますし、うららとか墓穴とかも完備してる人がほとんどですし。

そんな中でもブラマジデッキ戦で「ジャックインザハンド」という相手にカードを一枚渡す魔法で送り込まれた魔法使い族の「青き眼の乙女」を利用されて、攻撃力4500の「クインテッドマジシャン」を召喚されたときは笑っちゃいました。うまく利用されてるぅう!?ってなりました。

勝てた試合も3勝中2勝が相手の手札事故に便乗してだからほぼ運の勝利です。ちなみに勝てたもう一戦は上に書いたブラマジデッキです。

現在の自分ではここが限界ということがわかりました。ぶっちゃけ上のランクでガチデッキと戦うほどの気合も知識もないのでほっとしています。たまにうまいこと勝てたらラッキーくらいで、後は相手のデッキを見て対処を学んでいくだけです。負けても少しずつ報酬はもらえるから、カジュアルに遊ぶならどんなデッキでも大丈夫です。

まとめ

伝えたいのは以下の通り

  • ビギナーのうちは相手のデッキもゆるいので報酬狙いの挑戦はあり
  • チーム戦じゃないから相手の迷惑になることはほぼない
  • ミスは当たり前のように出るけどそこまで気にされない

別にプレイ人口を増やしたいとか殊勝なことは思ってないです、そんなことしなくてもプレイ人口の多いゲームだし。でも同じような考えの人が少しでも対人戦に臨むことへの助けになれば嬉しいです。

これで勝ち負けにこだわると話は変わってきますけどね、楽しむだけなら規約違反にならない範囲で好きな遊び方ができますし、他の人に迷惑もかかりません。

そして大事なことはデュエルリンクスのペガサスから学びました、それは

最後までやり遂げるマインドデース!