わかります、「普通そういうのってその年の間にやるもんじゃない?」って言いたいんですよね?それはもう書いている本人が一番理解しています。でも1月中ならセーフという判断を下しました。
今回は2021年中にプレイしたゲームをなんとなく振り返っていきます。継続してプレイしているゲームは別として、2021年に購入したゲームが対象です。あくまで購入したゲームなので最新のものではありません、というか2021年発売のゲームは半分くらいです。
こいつこういうゲームやってるんだな程度にゆるく見ていってください。
Valheim
ゲーム紹介
Valheimはバイキング文化に影響を受けた北欧の香りが強いクラフト&サバイバルゲーム、呼び方はヴァルヘイムでいいのかな?日本語化に少しでも興味を持つと固有名詞の日本語化がいかに困難であるかを思い知らされます。
ゲーム内容としては北欧っぽい雰囲気のフィールドで食料調達や建築をしつつ敵を倒して素材を集め、バイオームごとに設定されたボスを段階的に倒していくという内容。
食料は栄養をバランスよく取るとステータスがアップするなど単調な食料集めにならないよう工夫されていたり、建築では煙が建物に充満しないよう逃げ道を作りつつ雨風を防ぐ作りにする必要があるなどサバイバル面での忙しさも多い印象。
戦闘は小さいゴブリンのようなものからトロルのような大型などバイオームによって出現するモンスターが変わり、基本的に後半に倒すボスのいるところほど敵が強くなります。マップ生成はランダムのため、敵の弱い地域に行くのに強い敵がいる地域を横切る必要があるなど自分の位置によっては開幕ハードモードになります。
今現在はプレイしていないので詳細は不明ですが、一時期は頻繁にアップデートされていたためかなり内容も充実しているのではないでしょうか。
感想
発売当初やたらバズってましたよねこのゲーム、みんなやってるイメージが強くてプレイ動画もかなり多く投稿されていました。それの影響で買ったという人も多いのではないでしょうか。
実際はじめたばかりの頃から2体目の黒い森のボスを倒すくらいまでの、不便な状況でなんとかするみたいな試行錯誤はすごい楽しかった覚えがあります。ボス戦も見た目が派手で盛り上がりますしね。
ですが素材に金属が出現したあたりから楽しさよりも面倒さが勝っていった印象、特に鉄鉱石を鉄にする工程がちょっと手間すぎました。重さの概念がある関係で採掘した鉄鉱石を大量に持ち帰れない→荷車作ったけど道の凹凸が激しすぎて運べない→道整備するか・・・みたいな流れで自然消滅した気がする。
後は常に敵に襲われ続けるというのもちょっと合わなかったかな、マイクラみたいにこうしたら敵が出現しなくなるみたいなのがあればよかったんですけどね、と思ったら建築物の周りには敵が湧かないみたいです。
雰囲気は最高だし序盤にトロルと遭遇したときの絶望感とかは文句なく楽しい、コツコツ続けていくのが苦にならない人にはおすすめです。ゲームの容量が軽いというものポイント。
ポケットモンスター ムーン
ゲームの説明は今更必要ないと思うので省きます。
確かGWにコロナの影響で実家にも帰れないから買った気がします。ポケモンは初代から途中穴がありつつもなんだかんだ定期的にプレイしたくなるんですよね、そういう人は多いはず。
残念ながら中古セーブデータガチャはハズレで最初からのプレイでしたが、従来のジム巡りの代わりに島巡りで進んでいくというのはいつもとは違う楽しみがありました。途中ぬしポケモンのラランテスには本気で殺意が湧きましたがその他は概ね詰まるところもなく一気にクリア、ライドポケモンも最初は戸惑いましたがショートカットに慣れれば問題なかったですね。昼夜が逆転しているのにしばらく気づかなかったのは休みにプレイしてたからと思いたい。
ストーリーはリーリエやハウの成長物語としてみるとスッキリした終わりだったのかなと思う反面、これ主人公いる必要ある?という疑問が常について回ったのは仕方ないことなのかなと。基本ポケモンの主人公はそんな感じと言われればそれまでだけど、今までやった中では舞台装置感一番強かったなって思いました。
後は処理落ちが結構すごかった、ウルトラサンムーンでは改善されているのでしょうか。
戦闘の難易度も一部を除きそこまで高くなく、アローラのすがたという名のリージョンフォームも新鮮味があるし、安定したポケモンの面白さというのはしっかり堪能できました。
Oxygen Not Included
ゲーム紹介
Oxygen Not Includedはコロニー運営系のシミュレーションゲームです。
いきなり未開の惑星の地下に放り込まれた複製人間(デュプリカント)と呼ばれるキャラクターに指示を出し、生存しながら惑星の開拓を進め、クリア目標の達成を目指します。ゲーム画面は2Dで左右上下をデュプが移動するのですが、高さの概念があるため重力に従って物は落下します。
タイトルにもあるようにデュプは生存するのに最低でも酸素と食料が必要になるため、何らかの手段で調達していかなければいけません。しかしこのゲームではほとんどのものが有限であり、適当にやっているとすぐに破綻します。
例えば酸素を作るのに必要な素材は掘り尽くしてしまうとそれ以上は酸素を生産できなくなりますし、かと言って別の酸素生産では熱が発生して住める環境ではなくなってしまうなど、そこら中にコロニーを壊滅させる要素がゴロゴロしています。
それを研究や工夫によってどれだけ引き伸ばせるかを試行錯誤していくゲーム、水素は軽いから上に行くなど実在する物質は現実と似たような特性を持つため、それに対する理解とプレイヤー自身の経験が長期生存の鍵、やればやるほど終わりの見えないゲームです。
感想
2021年最もハマったゲーム、久々に睡眠時間削ってやりました。てか今もやってます。
このゲームは「何かを何かにする」のが非常に重要なゲームでして、酸素にしても
- 酸素を生産する
- 呼吸で二酸化炭素が出る
- 二酸化炭素と水を混ぜて汚染水にする
- 汚染水からでる汚染酸素を濾過して普通の酸素にする
といった循環が大事になってきます。実際は変換レートなどの課題があってすんなりいかないのですが、どれだけ長期間継続できるかを考えるのが楽しいゲームです。何かを消費するのではなく、何かを何かにするという考え方、酸素の生産についても「緑藻という資源を消費する」のではなく、「緑藻を酸素と熱に変換する」という考え方がリアルでの生活に影響するレベルで身につきます。
灯油ストーブを見て「ストーブは灯油を使って熱と(多分)一酸化炭素を発生させているんだな、暖も取れるしこの熱を発電に回したのが火力発電か、資源なくなったら人類終わるな」といった具合に、突然人類の未来について思いを馳せるようになります。
そして先程から出てきている「熱」という要素は、個人的にこのゲームにおいて最も重要、かつ最もプレイヤーを悩ませるものだと考えています。
上記の酸素循環プロセスの中で、酸素を生産する機械と二酸化炭素を水と混ぜる機械は使用時に熱が発生します、というかほとんどの機械は熱を発生させます。無計画に機械をじゃんじゃん使っているとあっという間にコロニー全体が熱を持ち、農作物が育たなくなって全滅します。温度を下げるものもいくつかありますが、機械は総じて冷やした分の熱を溜め込みますし、野生の植物は数が足りません。
なのである程度プレイして資源の管理に慣れてくると、熱の問題をどうするかが課題になってきます。僕自身は現在この段階なのでこれといった対策はまだできていません、基本的には何らかの手段で熱自身を0にしてしまうのが目標と思われます。
上記にプラスして偶発的に起きる問題にひたすら対処し続けるという合う人にはとことん合うゲームです。ぶっちゃけ一生遊べるレベルのゲームなので気になる人はチェックしてみてください。定期的にセールもやってるから安い時を狙ってもいいです。
Undertale
ゲーム紹介
ゲーム紹介いるんでしょうかってくらい有名なゲーム、年末のゲーム総選挙で13位でしたね。
プレイしたのはSteam版で、グラフィックはSFCのようなドット絵タイプのRPGっぽいゲーム。多分みんなそう言うだろうけどパッと見はMOTHERシリーズのような感じです。
ストーリーはモンスターのいる世界に迷い込んだ人間が自分の世界に帰るというもの。申し訳ないけどストーリーのネタバレをしたくないからこれ以上は語りません。
戦闘は一見ドラクエのような対面型コマンド形式ですが、敵の攻撃時にはこちらのハート(自機)を操作して攻撃を回避するシステムになっています。どちらかと言えばシューティングに近く、上手い人ならノーダメージ突破が容易であろうと思われます。
その他にも「みのがす」というコマンドがあり、特定の条件を満たせば敵を倒さずに戦闘を終了することができます。条件は様々で、敵の攻撃を避けながら条件を満たせばRPGでありながら敵を倒さずに進むことも可能。
グラフィックは好みがありそうだけどストーリー、BGMともにクオリティが高く、価格もお手頃なのでぜひ一度はプレイしてほしい名作です。
感想
2021年というかこの年末年始にプレイしました。たまに記憶をなくしてまたプレイしたいゲームというのに出会うことがありますが、アンダーテイルも間違いなくそのタイプのゲームです。
本当にネタバレしたくないので多くは語りません、少しでも興味があるならまずプレイしてほしい、それと絶対にクリアするまでは攻略見ないほうがいい、それくらいクリア後の満足感がすごいです。
強いて言うなら直接プレイヤーに干渉してくるいわゆるメタ視点・メタ発言が多いので、そういうのが苦手な人には向かないかもしれません。
古銭プッシャーフレンズ
古銭プッシャーフレンズはいわゆるメダルゲームです。
古銭を発射して落ちてきた古銭を回収して持ち古銭の数を増やします。落ちてくる役物を回収すると能力やボーナスが強化されたりという収集要素もあります。
また、マルチプレイにも対応していて、フレンドとプレイもできるし野良でランダムマッチも可能です。マルチプレイのほうがイベントが発生しやすく稼ぎやすいです。台は共通ですが回収は個別だから取り合いにもなりません。友人と話しながらゆるくプレイするのに向いているゲーム。
これは買ったというか友人から送られてきました。持ち古銭が0になっても即補充できるしペナルティとかもないから、頭を空っぽにすればいつまでもやれるゲーム。やるときは時間を決めてやらないと脳が破壊されます。
Mon Amour
Mon Amour(モナムール)は2021年に発売されたゲームで、主人公の男爵がさらわれた自国の国民を助けるために敵地に乗り込み、チュウをすることで救出するというゲーム。
自キャラは左から右側に向かって落下しながら進んでいき、プレイヤーがボタンを押している間だけキャラが上昇し続けます。障害物に当たる・落ちる・上に行き過ぎるとミスとなるため、高度を維持しつつゴールを目指すことになります。
セーブなどはなくミスするとその時点で終了、ステージごとに特殊なギミックなどもあり、その中で国民を救出しつつスコアアタックを行っていくことになります。上にも書いたように操作はボタンひとつだし、ロード時間もほぼないため何度もプレイするには丁度いいゲームです。
基本製作側に興味を持つことがない自分が唯一この会社だからという理由で買ったゲーム、独特の世界観が好きな人も多いハズ。
パステル調のグラフィック、癖になるBGM、爆速ロードとゲームの出来は非常によく、本当に一瞬だけランキング1位になったのはいい思い出でした。反面できる人なら多分3~4時間位でエンディングまで行けるため正直ボリュームと値段が釣り合っているかと言われればちょっと微妙、イベント回想とか実績リセット、アプデで国民追加とかあればよかったかなと思います。
FINAL FANTASY Vピクセルリマスター
ゲーム紹介
ゲーム紹介いらないと思うけど一応しておきます。
元のゲームはSFCで発売されていて、2021年にグラフィックをきれいにしたピクセルリマスター版が発売されたファイナルファンタジーシリーズの5です。
クリスタルの力で繁栄している世界でその力が弱まる異変が発生し、原因を突き止めるために主人公一行は各クリスタルのある場所へ向かうことになります。その途中クリスタルを破壊して封印を解こうとしている暗黒魔道士がいることを知り、破壊を防ぐというのが大まかなストーリーです。
最大の特徴はジョブというスタイルの切り替えができる点で、それぞれ「魔法が使える」「ダッシュができる」といった個性を持っています。またそのジョブで特定の経験値を貯めれば他のジョブでもアビリティとしてその個性を使えるようになるため、戦闘で行えることの幅が非常に広くなっています。
中には条件さえ満たせばどんな敵でも即死させる魔法などもあり、知っていれば知っているだけ戦闘が楽しくなるというプレイヤー学習型のゲームでもあります。だからといって敷居が高いわけでもなく、どんなジョブでもクリアは可能なため、今初めてプレイしてもじゅうぶん楽しめるという時代を超える名作ゲームです。
感想
ピクセルリマスターは5だけは絶対買おうと思っていました。
発売当初はバグが多くていろいろ言われてましたがだいぶ安定してきたみたいです。というか短期間であれだけこの部分はバグだなんだと言われてしまうのがすごいと思う、それだけ当時と比べることができる人が多いということですからね。
目標としていたブレイブブレイド入手の関係でクリアまで時間がかかったけど無事クリア、子供のころはトラウマだったカルナック城脱出やアトモスなども知識がついた分だけ落ち着いてできました。
BGMもアレンジが素晴らしくて、特に町のBGMのケルトっぽさがすごいよかった。音源の進化を感じましたね。
ただ効果音だけは最後までどうしてもしっくり来ませんでした、ピクセルリマスター全体で使用しているからだとは思うんですけど、どうしても音が軽いんですよね。
これはオリジナルの効果音が好きすぎたというのもあるのですが、剣で切ったときの「ドシャッ!」って音とか格闘のクリティカルの「ンガンガンガ!」とかホーリーの「ピュルルルルル…シェバー!」とかシルドラの「ピィピィピーピィピーシャカシャカシャ!」とかオリジナルが良すぎるんですよ、効果音だけオリジナルにできませんかね。
Tropico 6
ゲーム紹介
Tropico6は南国の島トロピコを収めることになるという導入から始まる都市発展シミュレーションゲームです。1900年代初頭辺りからのスタートとなり、最初は帝国からの任命という形で街を作っていくのですが、最終的には独立を勝ち取り世界大戦時代から現代までを統治しながら人口や資金など目標の達成を目指すことになります。
国家経営という点での施設建設や海外諸国との交易、外交など常に状況は変化し続けるほか、国民ひとりひとりに思想や政治派閥の概念があり、定期的に訪れる選挙で勝利できなければゲームオーバーとなります。
支持を稼ぐには島全体の幸福度を上げる必要があり、住む家が少なければ住居を建て、医療に問題があれば診療所を建てるなど必要に応じて街づくりをしていきます。基本自由に道路を敷いて好きに配置はできるものの、作物の育つ効率や環境汚染への配慮など気にする項目は多く、南国の穏やかな雰囲気に反して忙しいゲームです。
感想
EpicでTropico5が無料配布された時に、どうせなら6をやってみたいとセールの時に買いました。
実は本格的な街づくりシミュレーションってやったことがありませんでした。ずっと興味はあったけどこういうゲームって推奨スペックが高いことが多くて旧PCだと手が出せなかったんですよね。シヴィライゼーションは街づくりではないだろうし。
何度もやり直してますがやる度に自分の配置センスの無さに驚きますね。プレイ動画ではこんなにキレイに配置しているのになぜ自分がやるとこうなるのか、真似しようとしてもどこか違和感のある街並みになるんです。そしてそのまま資金がマイナスになって何もできなくなって終了するという、こんなプレジデンテに治められて島民かわいそう。
そのうちセオリーみたいなのは体が覚えてくるとは思いますが、こういうのは慣れるまでの試行錯誤が楽しいので今すごく楽しい期間です。とりあえず建物一気に建てすぎなのかと感じてきました。
特定の派閥に肩入れしたりとか独裁政治したりとかいろいろできるみたいなので、今後のプレジデンテの活躍にご期待ください。
moon(Steam版)
PSから発売された名作ゲーム、スイッチ版の移植はされていましたが、あらためてPS4、PS5、Steam版が発売されました。僕が購入したのはSteam版です。
プレイしていたゲームの世界に取り込まれた主人公が、脱出するための方法を探しながら世界を回ります。戦闘は一切ないどころか、自身が現実で操作していた勇者が殺したアニマルの魂を救うことでラブを獲得し、ラブレベルが上昇することで動ける時間が長くなっていきます。
また、ゲームの登場人物たちにもそれぞれイベントが用意されており、クリアすることでラブを獲得できます。現実と同じように一週間の曜日と昼夜の概念があるため、特定の曜日に特定の時間でといった時限制のイベントも多く、手探りで情報を集めながらクリアを目指していくゲームです。
新規移植版ではオリジナルのあえてぼかしたグラフィックとぼかしを抜いたグラフィックを切り替えられるようになっており、当時を知る人なら是非購入してほしい一作です。
今でも定期的にmoonをやるためだけにPS2を引っ張り出す自分としてはPCでプレイできるようになったがとても嬉しい、これだけでも購入する理由としては100点です。
ゲーム内容は変わってないから新鮮味はないのですが、それでも何度でも見たくなるイベントは何回見てもいいものです。個人的にはアダーというキャラのミニゲームが一押し。そのほか上に書いたモナムールの起源となったジンギスカンというミニゲームも一度プレイしてみてほしい、そしてやっぱりジンギスカンのほうが難しいってなってほしい。
既プレイの人ならクリアまで10時間かからないからぶっ通しでやるのも楽しいですよ。ただ10時間のうち2~3時間は釣りコンテストにかかる時間なので実質7時間くらいですか、ソフトウェアリセットが欲しかったなと本気で思いました。
まとめ
まとめってほどではないですけど万人におすすめできるのはUndertaleで、このサイトにRimWorldやXCOMの記事を求めてきたタイプの人におすすめするのはOxygen Not Includedですかね、超個人的なおすすめは断然moonです。
というわけで2021年にプレイしたゲームのまとめでした。