ふと思ったんです、そう言えばこのゲームコントローラーでプレイできたよなって。
PCゲームはキーボードでプレイするのが当たり前と思い込み完全に頭から抜けていました。せっかくできるのなら、というわけで実際に両方使ってみての操作感を比べてみます。
前置きしておきますがあくまで個人の体感ですので参考程度と思ってください。
操作方法まとめ
まずはそれぞれの操作方法を簡単にまとめます。
自分が持っているのはPS4コントローラーと多分Xbox360コントローラなので、その2種類の操作方法を記載します。多分Xbox360と書いたのは本体を持っていないためです。
キーボード
キーボード操作は以下のとおりです。
移動:WASD
視点移動:マウス
走る:Shift
しゃがむ:C
プッシュトゥトーク:V
トランシーバー:B
アイテム切り替え:マウスホイール
ジャーナル:J
物を拾う:E
物を投げる:G
使用1:右クリック
使用2:F
ライト:T
インタラクト:左クリック
メニュー:Esc
軽く補足するとプッシュトゥトークは近くにいるプレイヤーに話しかける時、トランシーバーはマップのどこにいても他のプレイヤーに話しかけることができるキーです。ソロプレイならもはや使いすらしない機能ですね。
ライトは他のアイテムを所持している状態でライトを使う際に使用するキーです。もちろんライトを持っていないと使えない点は注意です。インタラクトはドアを掴んだりビデオカメラを設置前に回転させる動作です。
一見多そうに見えますが実はそこまで複雑でもありません、強いて言うなら使用のキーが2種類あってそれぞれに操作が割り当てているのがややこしいかも程度です。
PS4コントローラー
PS4コントローラーでの操作方法は以下のとおりです。
移動:左スティック
視点移動:右スティック
走る:左スティック押し込み
しゃがむ:右スティック押し込み
プッシュトゥトーク:L1
トランシーバー:R1
アイテム切り替え:△
ジャーナル:十字キー上
物を拾う:□
物を投げる:○
使用1:R2
使用2:L2
ライト:十字キー下
インタラクト:✕
メニュー:OPTIONS
しっかりキーが割り当てられているため慣れれば違和感なく操作できます。
いつ頃からなのかわかりませんが移動関連をスティックに任せて十字キーに別の役割を与えているゲームもすっかり定着しており、Phasmophobiaも例に漏れず十字キーはジャーナルとライト点灯が割り当てられています。
ジャーナルやメニューでの操作は十字キーでも可能ですが、上を押した時点でジャーナルを閉じる操作になってしまうため基本的にはスティックでの操作になると思います。また、海外のゲームは決定が✕になってることが多く、昔から○が決定で✕がキャンセルの日本人には最初戸惑うかもしれません、でもこっちが当たり前になるといよいよ混乱するようになります。
Xbox360コントローラー
Xbox360コントローラーでの操作方法は以下のとおりです。
移動:左スティック
視点移動:右スティック
走る:左スティック押し込み
しゃがむ:右スティック押し込み
プッシュトゥトーク:LB
トランシーバー:RB
アイテム切り替え:Y
ジャーナル:十字キー上
物を拾う:X
物を投げる:B
使用1:RT
使用2:LT
ライト:十字キー下
インタラクト:A
メニュー:START
おそらくSteamのデフォルトコントローラーがXboxシリーズだからこちらを基本にPS4コントローラーも設定されているのかなと、というか海外のゲームは大体そうか。ほとんどPS4コントローラーと変わりはありません。
なので注意する点も同じ、普段Xboxコントローラーでプレイしている人はより操作しやすいと思います。かく言う自分もPCでコントローラーを使うためだけにこのコントローラーを買った人間でいつもはこちらを使っているのですが、何故か左スティックの感度が異様に高くてミリ傾いただけで移動してしまう為諦めました。他のゲームでは問題なからPhasmophobiaとの相性なのか劣化か、どちらにしろおま環なのでこの記事はPS4コントローラーでの操作感を書いています。
操作感比較
ここからは実際にどちらがどうだったという比較をしていきます。
前置きした上でさらに前置きしますが個人の感想です、前提としてはPCゲームは基本キーボード&マウス操作で、元々がコントローラー操作のゲーム(コンシューマーの移植など)やどう考えてもコントローラーのほうが操作しやすいアクションゲームなどはコントローラーで遊んでいます。
移動
移動についてはコントローラーに軍配が上がりました。
キーボードでの移動も今ではすっかり当たり前になっているものの、やはり親指ひとつで移動できる左スティックの存在は偉大でした。画面から離れることができて恐怖が和らぐのもグッド。
視点移動
視点移動は圧倒的にマウスです。
右スティックの視点移動は異常に感度が高く、マウスと同じ速度にしていると速すぎて画面酔いするレベル、マウス感度をほぼ最低値にして丁度いいくらいにはギュインギュイン動きます。
また、右手側に視点移動とインタラクトのボタンがある関係で、マウスなら気にならなかったドアの開閉が非常に困難となっています。特にクローゼットなどの狭い空間に入った後にドアを閉めるのがえらい難しいのでハント回避がしづらくなるかもしれません、場合によってはキーコンフィグする必要があるでしょう。
走る
走る操作は多分プレイヤーごとに一番評価が割れそうな気がします。
ぶっちゃけ普段やっているゲームによるんじゃないでしょうか、自然と左手の小指がShiftキーに来るようならキーボード操作の方がやりやすいと思います。僕は左スティック押し込みのダッシュ操作がいつまでたっても苦手なのでキーボードの方がやりやすいです。
しゃがむ
これはやってみてやりやすかったのはコントローラーでした。
しゃがむはこのゲームにおいて頻繁に起きる操作のため、普段Cキーに親指を置く習慣のない自分は右スティック押し込みのほうがよかったです。ダッシュと違って押すごとに切り替わるから落ち着いて使えるのも高ポイントでした。
プッシュトゥトーク・トランシーバー
押しやすさで言えばコントローラーのほうが押しやすいけど正直大差ないです。
そもそもマルチプレイが苦手だしスピリットボックスも苦手だしソロプレイなら直接話しかければいいしで使う場面がほとんど無いんです。たまに友人とやるときは外部ソフトで通話してますし。
これについてはとにかくソロプレイ時にキーを押す必要をなくしてくれたアプデに感謝です。
アイテム切り替え
切り替えの利便性という点でマウスホイールに勝てるものはあるのでしょうか。
コントローラーの□(Y)で切り替えというのに馴染みがないせいで全く受け付けませんでした。余っている十字キー左右での切り替えならワンチャンあったかも。
ジャーナル
ジャーナルの頭文字「J」がしっかり割り当てられているおかげでキーボードでも直感的に押しやすいですが、十字キー上というのも思ったよりすんなり入りました、どちらもありです。
ただしジャーナル内の操作については先程も触れたように上を押すと強制的にジャーナルが開閉するため、十字キーで操作を行っていると上キーが実質封じられるのが辛いところ、だからといって左スティックだと項目が多すぎてやりづらさが勝るため、こちらについてはマウスのほうがやりやすいです。
物を拾う・投げる
拾うと投げる操作自体はEキー・Gキーと△(X)ボタン・○(B)ボタンとどちらも比較的も恵まれた位置にあるためキーボードでもコントローラでも使いやすさに差はありません。
ただし視点移動によるレティクルの合わせやすさはどうしてもマウスが一歩先を行きますね。どちらかというとレティクルをそろそろ変えてほしい、特に明るさを上げるとレティクルが白くなって見えなくなるのをなんとかしてくれないかなと。
使用1・使用2
ゲームそのものに慣れてしまえば気にならなくなりますが、初めてプレイしたときはキーボードでの使用2がどこにあるかわからなくて苦労したのを覚えています。特に初期ではビデオカメラも設置オンリーだったため、Fキーの使用2がわからないと進まないんですよね、その点コントローラーなら右と左で同じ位置に使用ボタンがあるのでわかりやすいし使いやすいですね。
ライト
これも使用キーと同じく最初はどうやったら点灯するのかわからず苦労しました。自分がやり初めの頃はTキーは「点灯のT」みたいな覚え方をしてた気がします。
マルチプレイするとわかるけどその状態で光っているのは肩のあたりにくくりつけられてるライトなんですよね、マルチプレイ経験者なら誰しも思ったんじゃないでしょうか、「そこにライトあるなら持ち込む必要ないじゃん」って。
コントローラーなら直感的に押しやすい位置にあるため、こっちのほうがいいと思う人もいるかも知れませんね、そうなるといよいよ十字キーの左右にも役割を上げればよかったのに。
インタラクト
ドアを掴んだりビデオカメラを回転したりの総称としてインタラクトとしております。
ほとんど上に書いてしまっていますが、とにかくコントローラーは右手側に視点移動の右スティックとインタラクトの✕(A)ボタンがというのがとてもミスマッチです。特にドアの開閉がやりづらくなっているのがかなりストレス、このゲームでドアに触れる回数の多さはプレイ済みの方ならわかるはず。
ハント回避の操作でもたつくのはちょっと厳しいということで、インタラクトについては視点移動の巻き添えという形でマウス操作が勝ります。どうしてもというならキーの割り当てを変えるか、古のモンハン持ちみたいな特殊な操作方法が必要になりそうです。
メニュー
Escでメニューなゲームはいくらでもありますし、コントローラーでもスタートボタンの位置にあるというのは馴染み深いため、どちらも問題なく使えると思います。
ここで触れたいのはちょっと操作とは関係ない話で、今回この記事を作るのに設定画面からキーコンフィグを見ました。コントローラーで動かすともちろんキーコンフィグもそれに準じた画面になるのですが、その状態でキーボードもしくはマウスをちょっとでも使用すると即座にコンフィグがPC操作仕様に変わってしまいます。
メモするのにスクショしようとF12キーを押すと、スクショを撮ると同時にキーコンフィグがPC操作に変わってしまってコントローラーの設定を見て覚える→メモ帳に手入力で確認しました。それがちょっと面倒だったなっていうだけの話です。
まとめ
簡単にまとめると以下の通り
- このゲームはコントローラーでもできる
- ボタン配置はPS4とXboxでほとんど変化しない
- しゃがむなどはコントローラー、視点移動はマウスなど一長一短ある
- 結局は自分がどちらに慣れているか
というか書いていて気づきました、キーボードのキー部分って別にコントローラーでもどちらでもよくて、マウスによる視点移動が優れている一点のみでキーボード操作の利点が勝ります。常に視点移動をしながらの操作になるこのゲームだからこそですね。
でも画面から離れてプレイできるというのは恐怖緩和の面では結構有利に働きます。怖くてプレイをためらっている人は試してみるといいかもしれません。
年内にもう一つくらい書こうと思って急いで書いたから雑さが目立ちます、本年もかみのもりブログを見ていただきありがとうございましたという感謝を込めるために作りました。良いお年を!