【XCOM: Chimera Squad】エージェント追加mod:Julian Shenを紹介

キメラスカッドのエージェント追加mod紹介第2段です。

前に紹介したUMP45に比べるとより戦闘向けの能力をしており、個人的には少しオーバースペック気味かもと思うくらい強いです。すべてを使ったわけではないけど導入したエージェント追加modの中では今の所最強枠。

一応前作のDLCが元ネタなので知っていればニヤリとするかもしれませんが、そもそも有料コンテンツだし人によってはいい思い出がないかもしれないので知らなくても大丈夫です。

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mod概要

New Agent Julian Shen

見た目は普通のアンドロイド

名言ですか?ではシンプルに「お前達ナマモノが死んだ後も私は生きている。」
(エージェント加入画面のひと言を意訳)

New Agent Julian Shenは新規エージェントとして前作XCOM2のDLCである「シェンズ・ラストギフト」から敵ボスであったジュリアン・シェンを追加します。上のひと言で心をぐっと掴まれました、後々牙を剥く気満々じゃんって。

AIのみをサルベージしているという設定のため、残念ながらセクトポッド体型ではなく通常のアンドロイドと同じ見た目をしており炎と毒は効きません。ただし扱いは他のエージェントと変わらないため出血もするしスカー状態にもなります。

加入時はアサルトライフルを装備していますがサブマシンガンとショットガンも装備可能です。どの武器にするかは好みでいいけどアビリティ構成的には火力のあるショットガンかバランスのいいアサルトライフルがおすすめ。

アビリティは全体的に射撃に特化しており、必ず命中するというXCOMにおいて大きなアドバンテージを持つアビリティを覚えるのが特徴です。反面デバフ系のアビリティはないため、ひたすら突っ込んで敵を倒すタイプという非常にわかりやすキャラでもあります。

導入方法

導入は下記のURLよりサブスクライブすれば可能

本体:New Agent: Julian Shen

前提mod:Medikit Expansion (CS Edition)

前提modは救急キットでロボット系のエージェントを回復できるようになるmodです。

また、全部ではありませんが日本語化もしています。
下記のページで配布していますのでご自由にお使いください。

【XCOM: Chimera Squad】modの日本語化に挑戦

音声出力方法

本modはサブスクライブ時に保存されるデータの中にボイスパックが入っており、所定の位置にフォルダを移動させることでジュリアンにCVがつきます。英語なのでよくわかってないけど前作DLCミッション中の音声なのかな?

手順としてはまずワークショップのフォルダを開きます。

Steam\steamapps\workshop\content\882100\2073095846

その中に「CookedPCConsole」というフォルダがあるため、フォルダごとコピーします。もし別のエージェント追加modでボイスを適用している場合は中のデータをコピーしてください。

次にユーザーフォルダを開きます。

Documents\My Games\XCOM Chimera Squad\XComGame

XComGameフォルダを開いたら、先ほどコピーしたCookedPCConsoleフォルダをそこに貼り付けます。既にCookedPCConsoleフォルダがある場合は、中身のみを同フォルダに貼り付けます。

これでジュリアンが戦闘中に話すようになります。

略歴

以下にゲーム内で見ることのできるエージェントの略歴文を日本語化したものを載せておきます。XCOM2のDLCミッションのネタバレ的な内容になっているので、もし未プレイで気になる人はスルーしてください。

旧世界出身:レイモンド・シェン博士がプロトタイプAIとして作成。

レイモンド博士は初代XCOMの博士枠、やってないからわからないけど。

侵略以前:シェン博士がXCOMの活動に集中している傍らで調整されていった。

それどころじゃなかったんでしょうねきっと。

2015年侵略:XCOM本部と一緒に鹵獲され、大規模なMEC量産のために再利用された。

アドヴェントに採用されるAI作ったシェン博士すごい。

2016年~2034年の占領期:やがて自我を持ち、エイリアンに反抗するようになった。その結果初期のMEC生産工場に事実上閉じ込められ、数十年間自身の運命から逃れる方法を考え続ける。

さらっと書いてあるけど自我を持つってとんでもないことですよね、「誰が作ってくれと頼んだ…!」とか言いながら逆襲を企てたりしてたんでしょうか。

2035年の解放戦争:自分が脱出するためにリリー・シェンとアベンジャーを工場に誘い込んだ。SPARKプログラムの再発見に貢献し、後に最も有能なSPARKユニットの1つとして再プログラムされた。

この部分が前作XCOM2のDLCである「シェンズ・ラストギフト」ですね、廃MEC工場が舞台になっている理由もしっかり補完しています。現在につなげるために結末だけは変わっています。

現在:リリー・シェンは父の遺志を継ぎ、再プログラミングされたジュリアンを使い続ける代わりに彼に再訓練を課した。リリーは5年間の最後の試験として、ジュリアンを再生局に入れるよう提案したところ、驚くべきことにキメラ隊の実戦評価に合格した。「さっさと終わらせたい」という動機ではあったようだが、新しいアンドロイドの体で高い戦術性を発揮した。

リリーはXCOM2のエンジニア、イメージ的には手のかかるきょうだいみたいな扱いと勝手に脳内補完しています。まともに働かない兄を見かねた妹が駄目元で就職先を斡旋したら合格してしまったみたいな、腹黒ダウナーやれやれ系アンドロイド。

アビリティ

最初から覚えているアビリティ

  • バトルドロイド(Battle Droid)
    説明:通常の射撃に必要な行動値が1となり、ジュリアンに行動値が残っている場合自動的にターンを終了しない。
  • 誘導射撃(Lead the Target)
    説明:慎重にターゲットを誘導するため確実にヒットするが、時間をかけるため敵のターンまで射撃を遅らせることになる。
  • 機械の体
    説明:バニラと一緒、炎や毒に耐性がある。

バトルドロイドはブルーブラッドのデスペラードと同じく1ターンに2回の射撃が可能になるアビリティ。ブルーブラッドとの違いは武器種で、アサルトライフルなどでも2回攻撃できるため初期から火力が高くなります。

誘導射撃は目玉アビリティのひとつ、上の説明文だと微妙に分かりづらいかもしれませんが、つまり「対象を絞った必中の監視射撃」です。

もう少し詳しく説明すると、アビリティを使用した際に監視ゾーンを指定するのではなく射程内の敵一体を指定します。この時点でジュリアンは監視状態になるためターンが終了、その後指定した敵が動けば必ず命中する監視射撃が発動します。監視状態なので撃つ前にダメージを受けると解除されてしまうのは通常の監視と同じです。

何が素晴らしいかって100%命中するって部分、命中率がとことん仕事しないこのゲームにおいて100%というのは特別な意味を持ちます。その後ダメージ幅運ゲーもあるけど

監視解除のデメリットも自分の次に動く敵に合わせればほぼ無いようなものですし、距離による命中率減衰もないため遠距離ショットガンでも必中。バトルドロイドと合わせると命中率に不安のある序盤から「通常射撃で倒しそこねた敵を必中監視で確殺」する状況を生み出せます、強い。

後半になると命中率も上げやすくなるため普通に攻撃したほうが強くなりがちですが、それでも100%当たる信頼度で最後まで使っていけるアビリティです。

エージェント補佐で覚えるアビリティ

  • デモリッション(Demolition)
    説明:ライフルをターゲットに向けて発射し、外してもカバーを破壊する。

突入時アビリティで、説明文の通り。

他のアビリティが強力なぶん突入時アビリティは控えめな性能、それでも味方のサポートという意味では使えるアビリティ、攻勢状態で遮蔽に隠れている敵のあぶり出しなどに使えます。

フィールド・エージェントで覚えるアビリティ

  • リターン・ファイア(Return Fire)
    説明:ジュリアンは撃たれたときに反撃する。
  • キル・コンファーム(Kill Confirm)
    説明:マガジンの最後の2発は与えるダメージが1.5倍になる。

リターン・ファイアはチェラブのリターンショットと同じ内容で、撃たれた先から反撃しまくります。上級エージェントで覚えるアビリティで監視と反撃の性能強化をできるため火力を出しやすく、気づいたら反撃で敵を倒していることもよくあります。

キル・コンファームは純粋な火力強化アビリティ、取得アビリティの関係から弾を撃ち切ることが多いキャラのため安定して火力を出せます。最終アビリティとのコンボは凶悪なレベル。

どっちがいいかと言われたらどっちも捨てがたいですよね、プレイスタイルとジュリアンに求める役割で決めるのがいいと思います。手数を増やすならリターン・ファイア、火力を求めるならキル・コンファームといった感じ。

特別エージェントで覚えるアビリティ

  • バレットヘイル(Hail of Bullets)
    説明:エピック武器アビリティと同じ、弾薬を3消費するかわりに必中の射撃を行う。

エピックサブマシンガンのアビリティを覚えてしまうエージェント、前作ではグレネード兵が普通に覚えるしゴッドマザーも似たようなアビリティ覚えるからそこまですごくもないか。

必中攻撃も魅力的なんですけど注目したいのは弾薬の消費量。ジュリアンは弾をばらまく戦い方することが多くいため拡張弾倉の装備がほぼ必須です。そうなると消費3というのはそれほど重くなく、前ランクのアビリティであるキルコンファームを取得している場合むしろ積極的にダメージアップを狙っていくことができます。

オートローダーを装備していれば弾切れも怖くないのでクールタイムが明け次第どんどん使っていくほうがいいです。必中攻撃はXCOMプレイヤーの精神安定剤。

上級エージェントで覚えるアビリティ

  • ロボティック・リフレックス(Robotic Reflexes)
    説明:監視射撃と反撃の命中率・クリティカル率にボーナス
  • やあ、こんにちは(Hello There)
    説明:マガジンの最初の2発は外してもターゲットのカバーを破壊する。

ロボティック・リフレックスはフィールド・エージェントでリターン・ファイアを取得していればさらなる火力アップが期待できます。そうでなくてもトレーニングアビリティでガーディアンを覚えるため、こだわりがなければこちらを選んでおくといいです。

やあ、こんにちはは日本語化に悩んだシリーズ、Thereは含めずHelloだけの意味でいいとか調べてたら出たのでそう解釈しました。シチュエーションとしては壊した遮蔽から露出した敵に対しての挨拶なので気軽な感じ、勝手に某学ラン鬼太郎ヘアーの究極超人をイメージしてます。

正直アビリティの性能としては微妙の一言に尽きるためロボティクス・リフレックスに軍配が上がると思います。でもアビリティ名が好き(自画自賛)なのでついついこちらにしてしまうんです。

主任エージェントで覚えるアビリティ

  • ハーベスター(Harvester)
    説明:掃射を行い、弾薬がある限り複数のターゲットを撃つことができる。

ジュリアンの最終アビリティにして超強力アビリティ、前作XCOM2のDLCで追加されるリーパーのせん滅と同じものです。今作はエピック武器アビリティで退治はあるけどせん滅はないのでユニークアビリティです。

一応2体目以降を選択できないのとミッション中一度のみという制限もあるけどそんなのメリットに比べたら無いようなものです。トランキライザー弾で使うのはもったいないので徹甲弾やBS弾など強力な弾薬と最高性能拡張弾倉を装備したショットガンでぶちかましてやりましょう。

言うまでもないですが使う前にちゃんとリロードを忘れずに。

トレーニングで開放されるアビリティ

ガーディアン(Guardian)
説明:バニラと同じ、弾薬が足りている限り「監視」は複数の目標に対して発動できる。

ターミナルのトレーニングアビリティと同じものです。

ロボティック・リフレックスを覚えていれば強力な監視射撃と反撃と誘導射撃で敵のターンなのに敵が倒されるという状況を作り出せます。やあ、こんにちはにこだわらなければガーディアンを活かせるこちらを選びましょう。

まとめ

簡単にまとめると以下の通り

  • 新規エージェントとしてジュリアン・シェンを追加、元ネタは前作DLC
  • 使用武器はアサルトライフル、ショットガン、サブマシンガン、機械だから炎毒は無効だけどスカー状態は発生する
  • 射撃特化のアビリティ構成、100%命中や遮蔽破壊など撃ちまくりなので拡張弾倉とオートーローダーは優先的に装備
  • 最終アビリティは単独で敵を全滅させるレベルで強力
  • 大人しく従っているけどいつか反乱起こしそう

何回も同じこと書いてて申し訳ないんですけどエージェント追加系のmodの中ではかなり強いです。使い方がわかりやすいというのもポイントであるので、戦闘を楽に進めたい人の他に、どのmodを追加するか迷っている人にもおすすめです。